【バラの育て方講座】冬のトラブルはあの薬品で一発解決!
バラは冬でも気が抜けません。
思わぬトラブルを回避するためにも事前の準備が重要!
そこで今日は冬に気をつけるべきバラのトラブルと有効な薬品をご紹介しましょう!
目次
・冬にやるべきバラの病気対策
・冬にやっっておきたいバラの害虫対策
冬にやるべきバラの病気対策
バラは非常に病気にかかりやすい植物です。
例えば冬にはこんな病気に気をつけましょう!
黒星病(くろぼしびょう)
春が来て綺麗に葉が生え揃ったら
急に黄色くなって葉っぱが落ちる!
黒い斑点が出る!
このような症状が出たら黒星病
症状が出るのは春過ぎですが原因菌は冬から潜伏しています。
詳しい対策は後述しています。
うどん粉病
白いカビみたいのが生えてきたらうどん粉病。
「うどんこ病くらい大した事ない」という人もいますが、侮ってはいけません。
確かに、うどん粉病だけでバラがすぐにダメになることは、ほとんど無いですが元気に育てるには早期の対策が必要です。
バラの病気の予防にはベンレート
バラの病気には「殺菌剤ベンレート」を使います!
冬に薬品散布することで春先の病気の発生を減らし綺麗に花を咲かせましょう。
バラに詳しい方ならご存知かと思いますが、ひと昔前までは石灰硫黄合剤という強い農薬が少量ロットで簡単に購入出来ました。
ただ、今は法改正により少量ロットでの購入が出来なくなってしまったので、家庭ではベンレートを使ってくださいね。
ベンレートの用法用量は?
「薬品の散布は大変。面倒。」
「薄める倍率とか考えるのも嫌。」
なんて人も少なくないと思います。
でも実際やってみるとそこまで難しく考える必要ありません!
それでは実際どのようにやるかですが、
ベンレートの量
ベンレートは薄めて使います。
希釈倍率は2000倍
1袋を1ℓの水に薄めるとちょうど2000倍になるので簡単です。
展着剤を使えば効果は約2倍になります。
ベンレートの時期
萌芽(-ほうが-)という落葉し葉の蕾が開く前に散布しましょう。
横浜地域の場合だと1月~2月頃がその時期です。
ベンレートの散布方法
霧吹きや噴霧器で全体が湿るまで散布するだけ!
特に黒星病には効果抜群です。
希釈方法も散布方法も思ったより簡単じゃありませんか?
でもこれでバラの病気対策はOK!
冬にやっておきたいバラの害虫対策
バラの害虫対策にはマシン油
マシン油は虫が呼吸をする小さな穴を塞いで窒息死をさせてくれます。
虫がついているとアッいう間に何百匹にも増え、いずれバラを枯らしてしまいます。
また害虫のフンが原因で発生するスス病のリスクも高まります。
カイガラムシなど一見しただけではどこにいるかわからないような虫にもマシン油は効果的!
全体的に散布や塗布をすることによって、植物全体に油膜をつくり殺虫することができますよ。
マシン油の注意点!
マシン油は油膜を作ってしまうため
他に散布したい薬品がある場合はそちらを先に使用しましょう。
また高濃度過ぎると、薬害を受ける可能性があります。倍率や時期には気を付けなくてはいけません。
マシン油の用法用量は?
マシン油も使い方は簡単です。
マシン油の希釈濃度
マシン油の希釈濃度は25倍
25倍・・・と言っても簡単に計る方法があります。
このマシン油乳剤のキャップは1杯約8ml。
単純に計算してみると
《25倍×8ml=200ml》なので
キャップ1杯では200mlコップ1杯の薬品が作れます。
上記の方法を目安に調合してみて下さい。
マシン油の時期
マシン油の散布は新芽が出る前にしましょう。
12月~1月中に行うのが良いでしょう※地域やその年の気温によって変動します。
マシン油の散布方法
霧吹きや噴霧器、またはハケなどを使って枝全体に塗布すればOK!
最後に
バラは冬にちょっと手を加える事によって、春先の作業を楽になります。
事前の対策で綺麗な花をいっぱい咲かせましょう!
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【グリーンアドバイザー】石川