【バラの育て方講座】初心者が知るべき7つの基礎知識

「バラの花が大好き!育ててみたいなぁ。」と思っても敷居が高くてなかなか手が出せない人も沢山いるでしょう。

そんな人の為に今回はグリーンファームあい菜FLORA店グリーンアドバイザーの石川が初心者の為の基礎知識を7つほどご紹介しましょう!

 

育てやすいバラの3つの特徴は?

木立ち性

バラには木立ち性(こだち)、半つる性、つる性と3タイプあります。その中でも初心者向きなのは「木立ち性」。

 

つるの作業がいらないので比較的お世話は簡単です!

初心者の人はココからスタートしましょう!

 

四季咲き

バラには春にだけ咲く「一季咲き」。

条件さえ良ければ一年中咲く「四季咲き」の物と様々な咲き方をする品種が存在しますが四季咲きのほうが育てやすいです。

 

やはり最初はいっぱい咲いてくれる四季咲きから始めるのが楽しめるコツです!

 

病害虫に強い

ひとえにバラといっても病害虫の強さは品種によって違います。

できるだけ病害虫に強い品種なら消毒の手間をかけずに花を咲かせることができます。

 

3つの特徴をもつ品種

●パシュミナ

●オマージュ・ア・バルバラ

●クロード・モネ

 

上記の3種類は病気にも強く、木立性で、四季咲きです。

初心者にはオススメのバラです!

 

バラを育てるのに揃えておきたい道具は?

バラ

バラの道具と言うのはお花の中でもダントツで1番多く売っています。バラを長く育てている人は格好からビシッと決めてくる人も多くいます。

ただ初めて育てる人には最低限この3つさえあればOKです

 

・ハサミ「剪定ばさみ」

ハサミは花を切るのはもちろん、いらない枝を落とすために必要になります。

 
・「ベニカXファインスプレー」

殺虫殺菌スプレーは害虫と病気を予防・退治するために必要になります。

色んなメーカーからありとあらゆる薬品が発売されています。

だけど初めての人は、とりあえず住友化学園芸の「ベニカXファインスプレー」が1本あれば大丈夫です!

 

・肥料「バラの肥料」

肥料はバラ専用の物があれば充分です!

花を咲かせるためにはコレは欠かせません。真夏、真冬を除いてほぼ毎月与えるものなので必ず持っておきましょう。

 

初心者でも新苗から育てられる?

バラ

初心者でも新苗から育てることは十分可能!

 

大苗から比べ線は細いですが、安価と言う特徴があるので初心者の人は手を出しやすい苗だと思います。

 

初心者には大苗がおすすめ!

新苗からでも育てられますが大苗がおすすめ!

新苗でもよっぽど手を抜かない限りはキッチリ育ってくれると思いますが、おすすめ度で言えば1年以上熟成されている大苗の方が絶対おすすめです。

 

新苗に比べて少し値段は上がりますが安心を買ったと思えば高くもないですし、大苗の根張りが良く病害虫にかかりにくいと言ったメリットなども考えれば結果的に安上がりになるかも!?

 

良い苗を選ぶ5つのポイント

バラ

園芸店に行くと色々な苗が並んでいるので、どれを選べばいいのか悩みますよね?

そこで良い苗を選ぶポイントを5つ紹介します。

 

葉の緑色が濃い物

葉が黄色なってない物や黒い斑点がない物

節と節の距離が間のびしていない物

土からすぐの茎が細すぎない物1cm程度の物

グラグラしていない物

 

やはりできるだけ良い苗を選ぶと、お家に持って帰ってからの育成が楽になりますよ。

 

必要な肥料や土は?

rose

バラ専用の物がカンタン!

バラの土や肥料はこだわりが強い人もいます。

しかし土の配合は初めての人にとっては難しいです。

 

初心者の方はあらかじめブレンドされた状態で市販されているバラ専用の物が便利でカンタン!

バラの土や肥料はそのメーカーによって内容や価格もマチマチ。

 

それじゃあどうやって選べば良いのでしょうか?

 

安すぎるのはNG

やっぱり高いのにも安いのにも理由があります。

高い物に関して言えば心配なく使って大丈夫と言えます。

 

しかし安すぎるものには何かしらの理由があります。土で言えば混ざっている腐葉土やたい肥が未成熟な事も・・・。

肥料で言えば油分が低く表記ほど肥料が長続きしないといった物も・・・。

 

グリーンファームでは「バラクラ バラ専用培養土」と「バイオゴールド 薔薇の肥料」をおすすめしています。

ただちょっと値段も張ります。もうちょっと安い所からと言う人は「花ごころ」というメーカーの物をおすすめしています。

 

初心者は鉢植えがオススメ!

バラ

鉢植えは自由に移動が出来るという点が一番の利点です。

 

初心者の方はバラにとって一番よい場所や条件を選ぶのは意外と難しいもの。

もし地植えをしてしまった場合、後になって「別の場所の方が良かったなぁ」と思っても移動は難しい。そういった事を考えると最初は鉢植えがおすすめです。

 

もし馴れてきて、スペースに余裕がある人は地植えにするのも良いでしょう。根が広くしっかり張るため結果的に花数がグンと増えますよ。

気をつけるべき病気は?

虫

バラにとって病気と害虫は切っても切れない関係です。

ただちゃんとした知識さえあれば、そう怖がらなくても大丈夫です!

 

バラの病気の代表としては黒星病とうどん粉病があります。

 

病気についてはこの記事でもご紹介しています

【バラの育て方講座】冬のトラブルはあの薬品で一発解決!

黒星病

黒星病は葉に黒い斑点が出たり、黄色に変色したりし、発症から2週間であっという間に落葉してしまうと言うバラにとっては怖い病気です。

うどん粉病

うどん粉病葉や茎に白いカビが生え、放っておけばいずれ落葉してしまう、こちらも怖い病気です。

それでは発症したらすぐに枯れてしまうのか?と言うとそうではありません。

 

 

どちらも初期の物であれば治療も完治も可能です。ただ完治させるには一苦労。

予防をして発症させないのが一番なのです。

そのためには殺菌剤を定期的に散布してあげましょう!

 

バラに付く害虫は?

虫

バラは虫にとって非常に美味しい植物なのでしょう。様々な害虫が来ます。

今回は気を付けたい7種類の虫についてご紹介します。

 

バラにつきやすい7種の虫

アブラムシ

バラゾウムシ(クロケシツブチョッキリ)

チュウレンジハバチ

ハダニ

コガネムシ(幼虫・成虫)

カミキリムシの幼虫(テッポウムシ)

カイガラムシ

 

虫の対処法

害虫がついてしまったらそれぞれの虫に対応した薬品を使いましょう。

オーガニック(無農薬)でも育てられるかもしれませんが、初心者には難しいです

 

最後に

これらを参考に初心者の方も頑張ってバラを育ててみましょう!

それでも心配な人はかかりつけのお医者さんではないけれど、「かかりつけの園芸店」を見つけておくのも、安心して育てられるコツかもしれないですね。

 

 

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