青と緑の間 2

「本日の福島の気温は37度、皆さん暑さ対策をしっかりして、熱中症対策に気をつけましょう!」

足のすらっとしたお天気お姉さんが、能天気な声で注意を呼びかけている。

福島に入って2日目。

「笑ってられる暑さじゃね~!」

親父がテレビに向かって皮肉った。

確かに暑いが、私にとってはそれほど嫌な暑さではなかった。ジリジリとした暑さだが、カラっとしている。子供の頃、かけまっわた真夏の懐かしい暑さだ。

私はまた愛犬を連れて散歩にでかける事にした。

愛犬、禅寺丸と美幸は少し迷惑そうに舌を出して付いてきた。

 

見事な葉を広げて

咲いていたのは「タデ」。

子供の頃はごく当たり前の

よくある雑草でしたが、今、

しげしげと見てみると、良い植物だ。

 

 

「蓼(タデ)食う虫もすきずき」と言うことわざにもなっている「タデ」。この葉は辛味があるらしく、他に美味しい葉があるのに、わざわざタデの葉を好んで食べる虫もいる。これと同じ様に人間にも色々な好みがあるのだ、と言う意味。

この暑いのにわざわざ外へ散歩に出ている私の事を指す。

家に向かって上がる坂道に2種類の樹木がある。

「ハナミズキ」と「ヤマボウシ」である。

どちらも同じ科で花や葉もよく似ている。

20080625_8.jpgハナミズキ

original.jpgヤマボウシ

決定的に違うのは花の咲くタイミング。「ハナミズキ」は花が咲き葉がでます。「ヤマボウシ」は逆で葉が出揃って花が咲きます。そして今回、実家の木で見つけた決定的な違い!

果実です。

 

ドングリみたいな可愛い果実

こちらは

「ハナミズキ」です。

 

 

 

 

 

宇宙人の頭がいっぱい・・・

こちらは

「ヤマボウシ」です。

 

 

 

 

恐るべし「ヤマボウシ」、気持ちが悪いぜ!と思いますが熟してオレンジになれば食べられます。親父が子供の頃は友達と木に登りよく食べたおやつだそうです。

しかし、やっぱり気持ちが悪いぜっ!

私と犬達は30分の散歩を終えて戻った。

明日は横浜へ帰る日だ。

そして、このブログは戻った横浜グリーンファームより書いている。

こちらも暑い。

しかし私にとっては嫌な暑さではない。

今日もグリーンファームに来て下さるお客様が、汗をいっぱいかきながらも、笑顔で来て下さる季節だから。

ブラックドッグ・セレナーデ

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