ツルバラの仕立て直し。
♪デイゴ~の花が~、咲きました。
上手に写真が撮れなかったのですが、実際はもっと真っ赤です。
不思議な形をしています。
フェイジョアの花も満開です。
こちらは秋に、卵大の、洋ナシによく似た味のする果実がなります。
葉っぱもオリーブのように美しくおすすめの花木(果樹?)です。
お花も食べられます。
花びらがシャリシャリとして甘いです。
さて、売場ではツルバラの仕立て直しをしました。
うちのツルバラ、上の方にしか花が咲かなくて…というお声を耳にします。
バラは(他の植物もそうですが)枝の先端に花をつけます。
すべての枝を長く伸ばし、同じくらいの長さで仕立てると、
花の位置もおのずと先端の同じ場所に集まったように咲きます。
なので下の方からまんべんなくお花を咲かせたい場合は、
高さに段階をつけて切る仕立て方をおすすめします。
この写真のように、
下から一段目に誘引、切る。
二段目に誘引、切る。
三段目に誘引、切る。
(バツ印はここで枝をカットしました、という意味です)
というように仕立てると、高さごとにお花をつけてくれます。お試しください。
売場のフレンチローズ、コンテス・ドゥ・セギュールの仕立て直し。
①すべての枝をアーチから外します。
②一番しっかりと長く伸びている枝を選びます。
これをメインに誘引します。
③細かい横枝を剪定して、1本にします。
④バランス良くくねくねと誘引していきます。
⑤2番目に長い枝を選び、①~③を繰り返し、
最初の枝とバランス良く交差するように誘引していきます。
バランス良くみせるコツは、
・対称になるように、左右とも同じ場所でアーチと枝を固定していく。
・アーチの真ん中で枝が交差するようにする。
⑥残った枝を誘引。
このあたりは感覚で(笑)、さみしいな、枝が少ないな、と感じるところを補うように誘引します。
また、低い位置にお花をつけたい場合は、切り詰めて低めに誘引する枝を作ります。
出来上がり。
ちょっと写真が見づらくてすみません。
ツルバラは、一番花が終わったあとが枝を剪定するのにおすすめの時期です。
これから枝がまたどんどん出てきますので、伸びて伸びて手がつけられなくなる前に、
今のうちに一度整理をしておきましょう。
庭木担当 さとう