お気に入りは鯛!

グリーンファーム金沢店 資材部担当、私の配属が決まった。そして1番始めに打ちあたった壁がお正月でした。植物はある程度の知識もあったので、そちらに配属されても自信はあった。しかし、資材は素焼き鉢やプラスチック鉢、用土、肥料、薬品、砂利など植物に関わる物を扱う部署で知識もとぼしかった。それに追い討ちをかけて困ったのが正月商品でした。私が配属されたのは8月で、正月商品の発注は8月~9月に行う。「分けがわらん・・・・」そうつぶやくしかなかった。それでもやらなければ仕事は進まない、とにかく去年のデーターを出して見てみる事にして、パソコンと格闘してみた。そして出されたデーターを見て、またガックリする事になるのだ。ウラジロ・ミズヒキ・ユズリハ・コウジン・ヒトガタ・ワカザリ・ナリサゲまったく私にとって親しみのない文字・・・・。それからは前任者やインターネットから知識を拾い上げ、その始めての壁を登ったことをこの時期になると思い出すのです。ただし弁解しておきたいのですが、私が正月の知識にとぼしかったのは私の田舎では、それほど正月に対して行事を行う所ではなかったのです。決して私が「ボー」としている人間ではないという事です(たぶん)。

「ブラックドッグの正月豆知識講座~!」

突然始まりましたこのコーナーでは私が調べました、正月飾りの意味を解説するコーナーです。皆様も実は知らなかった事、沢山あるのではないでしょうか。※各説明は地方や書物などにより違いがあります。私が調べて1番多かった説明を掲載しております。

扇:「すえひろ」ともよばれ、末永く繁栄してもらいたいという願い。

橙:現在はみかんで代用されていますが、本来は「橙」を使います。黄色は富の象徴とされ、代々富が続くようにという願い。

タイ:「めでたい」の意味(ほんとうかっ?)

ウラジロ:裏も白く生きるという意味。家族の潔白。白髪になるまで長生きなど。

えび:ヒゲが長く、腰が曲がっている様子から、老人を連想させる事から長寿を表します。

ゴヘイ:これは難しいので細かい説明は抜き。とにかく神が宿る場所です。清めた紙や金で作られ、不動明王様などが出たり入ったりします。

水引:もともとは外国からの荷物に縛り付けられた縄が、贈り物の意味と勘違いした事から始まったとされ、色や結び方によって意味が違う。

こんぶ:「こぶ」と呼ばれ「よろこぶ」の語呂や「子生(こぶ)」で子供が生まれるの意味で使われる。

ワラ:五穀豊作や歳神が宿る場所として用いられる。注連縄の部分はワラが強い力となり魔よけの意味をなす。

このように飾り1つ1つに願いがこめられている様です。結構、強引だなと感じる所もありますが・・・。

この他にもユズリハは子が親から譲り受けると言う事から、やはり子孫繁栄の願いとされる。正月の生花で用いられる「オモト」は昔から縁起の良い植物として祝い事に飾られる。主に不老長寿の意味として用いられる。実付は子孫繁栄を表し2倍良いとされているようです。

当店でもオモトとオモトの実がセットで販売されています。

オモトの実です。子孫繁栄を確かに想わせる・・・・

皆様も来年に願いをこめて、当店で自慢の品数の中からお気に入りのお飾りを選んでみませんか。

ブラックドッグ・セレナーデ

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