キウイフルーツの受粉。
最近お問い合わせが多いのが、キウイフルーツの受粉について。
キウイフルーツは果樹の中でもめずらしく、オス木とメス木が完全に分かれている果樹です。
オスには実がつきません。
メスはオスの花粉がないと実をつけられません。
売場では、オス木の『マック』が開花しました。
これがオスの花、雄花です。
メスの花は、この中心に白いめしべがありますので、はっきりと見分けることができます。
このキウイフルーツ、品種には決まった組み合わせがあります。
マックのお嫁さんは『ゴールデンキング』あるいは『紅妃』。
そしてここがポイントなのですが、開花は、若干オスが早い。というのが常です。
また、どれくらい開花がずれるのかは、またその年の気候や環境によって変わります。
キウイフルーツのオス木が咲いてきたんだけど、
メスがまだ全然咲かないんだよ、どうしよう。
というご相談が、最近多くなってきました。
どうやら今年はとても開花がずれる年のようです。
ご安心ください(^^)v
オスの花粉を冷凍保存して、人工授粉をおこなうことが可能です。
①開花してすぐのオスの花をつみとる。
②一日、常温で乾燥させる。
③ジップロックなど密封できる容器に入れて、冷凍庫へ。
④15分ほど自然解凍してから使う。
簡単です!(^O^)
きちんと乾燥させることと密封することがポイント。
花粉だけを保存するやり方もあるみたいです。
一年前の花粉で人工受粉している方もいるので、結構長い間の保存がきくようです。
お困りの方はぜひお試しください。
人工授粉はなるべく早い時間におこなってください。
朝10時くらいまでが、めしべからねばねばした粘液が出て、
受粉効率があがるそうです。
戸塚店では、
みどりのキウイフルーツ) ヘイワード(メス)×トムリ(オス)
黄色のキウイフルーツ) ゴールデンキング(メス)×マック(オス)
紅いキウイフルーツ) 紅妃(メス)×マック(オス)
販売しております。
オス木1本で5~7本のメス木を受粉させることができます。
健康果樹として注目のキウイフルーツをご自宅で育ててみませんか?
その他の果樹栽培のご相談などもお気軽にどうぞ。
ご来店をお待ちしております。
庭木担当 さとう