カエル男のレポート

「本日より配属になりましたカエル男(おとこ)です」

カエル男は先輩達を前に緊張した面持ちで挨拶をしました。

「おー、頑張ってレポートを上げてくれよ!」

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第3レポート隊、隊長はいつもの偉そうな態度で初対面のカエル男に挨拶をした。

まー、いつもの事なので第3レポート隊員に緊張感は無い。カエル男を除いては。

隊長は話を続けた。

「それで君が配属されたこの第3レポート隊は緑をこの世に広めようとする謎の集団グリーンファームをレポートする事だ」

「はいっ!」カエル男の顔は更に緊張の面持ちになった。

「では、早速だが出発してもらう、いいか必ずグリーンファームの謎を暴くレポートをするのだぞっ!」

隊長は吐き捨てるような強い口調でカエル男の出発を促した。

「は、はいっ!必ず成功させます」カエル男は顔面蒼白で隊を後にした。

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 「いやー、緊張したな~。あんなに恐い人が隊長なんて、俺続くかな~」

カエル男の足取りはスタートから重い。

「取りあえずレポートするぞ!まずはここから・・・・!」

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「な、何だよこれは~!爆弾か!爆弾を売っているのか!チューソップ・・・なんだよ、チューソップって!何か良く分からんけど、恐ろしい所らしい・・・」

カエル男は次へ急いだ。

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「嘘だろ!おびただしい数の蝶蝶だ!いや待て、動いてないぞ・・・?」

「・・・・」

「分かった!蝶蝶爆弾だ!あれだリモンコンかなんかで操作して飛ばすあれだ!」

「・・・・」

「でも・・・あれだな、きれいだな・・・・」

カエル男はゆっくり、名残惜しそ~うにその場を後にした。

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「んっ!なんだこれはっ!臭い!臭いぞ~!これか、このオレンジ色のやつだな、匂いで撹乱させようってやつだな!」

カエル男は鼻を手で覆いその場を撤退することにした。

「でも何だろう・・・いい匂いの様な気がする・・・・っは!いかん、相手の罠にハマるところだった」

「わっ!!」

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「落とし穴だよ~・・・ハマったよ・・・勘弁してよ~、しかも浅いよ~」

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「あ~、あ、何か疲れちゃったな~、こんな恐ろしい所のレポート続くかな~」

カエル男はふと空を見上げた

「っが・・・!!ドラゴンの子供だよ~、おいおい、こんなものまで育てているのか・・・」

カエル男は出来るだけ物音を立てない様に・・・ジャンプしてしまった。

「しまった~、つい飛んじゃったよ~、見つかる~」

カエル男は猛ジャンプでその場から逃げた。

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「あ~、もう本当にダメだ・・・・こんな恐ろしいレポート隊にいたら・・・・」

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「あっ!」

すっかり自信をなくし、生きる希望も見いだせなく・・・なりつつあるカエル男の前に、その光は突然現れた。

「こんにちは、私はカエル女です。貴方は?」

空いたままふさがっていない口をパクパクさせながらカエル男は答えた。

「僕はカエル男です」

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カエル男とカエル女はすっかり気が合い、長いあいだ話込みました。やがて日が暮れ、次の日になり、そして一週間がすぎ、やがて一年が経過しました。

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「いやー、僕は君に会えて本当に幸せだよ~」

カエル男は結婚しグリーンファームの一角で幸せに暮らしていました。

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「カエル男君おそいな~」

 

お・し・ま・い

どうやらレポートは失敗に終わった様なので、ぜひグリーンファームに来てどんなお店か確かめに来てください!!

ブラックドッグ・セレナーデ

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