珍品ジャガイモ
もう9月も下旬ですが、8月のお盆明けに実家の長野で掘ってきた変わったジャガイモをご紹介したいと思います。
長野は春が遅いので、ジャガイモを植えるのも遅ければ収穫する時期も関東に比べて遅いのです。
いつもお盆頃が収穫時期となります。
グリーンファームで買った種芋を実家に送り、父親に栽培をお願いしたものです。
画像はデストロイヤーという品種。
土が粘土質なので、掘り起こすとジャガイモの表面が白くなります。
あまり有名ではありませんが、白いもという名前で関西方面では知られています。
そのさい男爵がほとんどだと思いますが、土質が特殊なようで、いろいろな品種を作っても表面は白くなります。
実家から持ち帰ってきたイモを食べてみようと思い、洗ってみました。こちらはデストロイヤーです。
黒に近い紫の皮に、目の周りだけが赤くなります。
画像をとる角度を間違えましたが、プロレスラーの覆面のような模様です。
今の若い方は知らないと思いますが、昔デストロイヤーというプロレスラーがいましたね。
こちらはタワラマゼランという品種。
日本初のジャガイモの個人育種家の俵正彦氏が作り出した品種です。
デストロイヤーの変異株選抜品種だそうです。
見ての通り、皮は濃い紫色で真っ黒けっけです。
見た目はうわ~って感じですが、黒い皮には利点があって、
ジャガイモは日光に当たると緑色になってしまいますが、タワラマゼランは緑化しにくいので、毒素が少ないんです。
アトピーの子供でも安心して食べられるお勧めの品種みたいですよ。
こちらはタワラアルタイル彦星っていう品種です。
ジャガイモの名前じゃないみたいな感じですね。
こちらも俵氏が作った品種だそうです。
黄色い皮に赤いまだら模様が入った変わった品種です。
長年かけて選抜した品種なので、病気にとても強いそうです。
さっそくレンジでチンしてみましょう。
料理が全くできないので、蒸かすしかできないっ!
皮の色が特殊なので中身が気になりますね。
中まで黒かったらどうしよう…
綺麗にむかれてしまいましたね~こちらはデストロイヤー。
中身は真っ黄色でした。
それにしてもジャガイモのようには見えません。サツマイモのようです。
こちらは手前タワラマゼラン、奥タワラアルタイル彦星です。
どちらも中身は黄色いです。
男爵は中が白いので、そのイメージが強いと本当にジャガイモに見えません。
それでは食べてみましょう!
冷蔵庫を見たらバターがない!しょうがないマヨネーズにしよう!
食べてみた感想は、しっとりなめらか甘みが強く、ジャガイモ独特のエグミがなくとても食べやすいです。
栗やサツマイモにも似たような、舌ざわりがタルトみたいな感じにも思えます。(あくまで個人の感想)
男爵やキタアカリのようなホクホク紛質を好きな方は、ちょっと物足りないかもしれません。
自分的にはねっとり粘質が好きなので、まさにぴったんこな品種です。
レンジでチンしただけなので、これがいろいろな料理に活用されたらさらにおいしいんだろうな~
まだ少し余っているのでなにか挑戦してみようかな。
こちらに紹介した品種は来年も販売したいと思っていますので、出会えたらぜひ作ってみてください。
いつも男爵しかやっていない方、小分けで売っているので、少し変わった品種もいかがですか?
おもしろいですよ~。
なかなか一般には流通していない品種なので、スーパーで見ることはほとんどありません。
ぜひご自宅でつくってみてはいかがでしょうか?
ささ