禅寺丸を食べてみよう。
柿のはなしです。
当店の柿のポップには、こんな文字があります。
かんぜんあまがき
ふかんぜんしぶがき
さあ、これってなんだろう?
知ってますか?
柿にとって、これは結構大事な分類なのです。
では、完全甘柿と不完全甘柿の違いとは?
完全甘柿 … 必ず実が甘くなる、しぶが残らない柿のことです。
不完全甘柿 … 種がはいると甘くなる、入らないと、しぶい柿のことです。
???
では、不完全甘柿の禅寺丸を食べてみよう。
禅寺丸の実です。
左側がくろい。『ごまが入る』と言いますが、これは種ができる部分の印です。
右側はオレンジ。ここには種ができません。
かじりました。
オレンジのほうはしぶい!
これが不完全甘柿です。
もちろん外観からは種が入っているかどうかは分からないので、食べるときは渋抜きをおすすめします。
渋柿の渋抜きは、ヘタを焼酎につけてビニール袋に入れておくのです。
よく、買うなら甘柿がいいというお声を耳にしますが、
渋柿、実はおすすめです。
スーパーで売っている柿には、渋抜き加工をした渋柿が意外と多いのです。
他にも、渋柿には、栽培するにあたってのおすすめポイントがいくつかあります。
でも、今日のところはこのへんで。
今週末の落葉果樹講習会は、これからが旬の柿について少し詳しくお話をいたします。
21日(日) 10:30~
みなさまのご参加をお待ちしております。
庭木担当 さとう