日本庭園遊記~六義園編~
駒込駅の方へ戻って直進すれば「六義園」である。
駅を通り過ぎるとすぐに「六義園」の門が見える。しかしこちら側の門からは入場ができない。私達は園を横手に見ながら入り口を目指して歩いた。「意外と歩きますねー。」ツルさんが先人を切って皆が思っている事を口にした。それを皮切りに私達も「遠いっすね~」とだらけて見せた。右手のビルの間からは園の木々が見え隠れしている。そうこうして入り口にたどり着き、入場料を払い「六義園」へと飛び込んだ。
「すだじい」の大木です。
この木の下から見る池の様は
心さらわれます。
入園してすぐ「何か食べていい?」と言う私のわがままを2人は「またですか」と言いながらも、快くOKしてくれた。私は味噌田楽を注文して、「すだじい」の下で食べた。
味噌田楽を食べ終えると「よし行きますかっ!」と元気になる私に、2人は苦笑いで後に続いた。
咲かせています。
迫力!満点!
少し奥に進むと日本庭園の定番風景、池が見えました。
3人揃って池を眺めていると、エサをねだりに鯉が集まってきた。よくある風景だ・・・っと思ったのもつかの間、前編で述べた「亀地獄」の始まりです。
さすがに気持ち悪さをおぼえる。
「亀地獄の池」を後に園内1周の続きに戻った。空はうす曇だったものの、緑が少ない光を拡散して良く映えて見えた。
私達は園内1周を終えて出口へと向かう。
出口付近の木々も苔生して風情を感じる。私達の日本庭園遊記も最終である。
少しペースが速かった気もするが、
とても満足の行く旅となりました。
東京に沢山の緑を感じ、庭の作り手の思考をそれぞれの感覚で受け止めて、私達はそこで解散することになった。
「また行きますかね、ツルさん」私は小さく手を振った。
ブラックドッグ・セレナーデ