常緑樹の憂鬱
クスの木「かゆ~い。今日は一段とかゆいなー。」
ブラックドッグ「どうしたい?元気ないね。」
クスの木「ん?」「あー、君かー、体がかゆいんだよ。」
ブラックドッグ「何か病気かい?」
クスの木「いや、この時期は毎年さ。」
ブラックドッグ「季節のアレルギーかなんか?」
クスの木「くすくす(笑)、そんなんじゃ無いよ。」
ブラックドッグ「クスの木だから、やっぱりクスクスって笑うんだね。」
クスの木「木(ぼく)はね常緑タイプでしょ、だからねこの時期に葉が抜け変わるんだよ。」
ブラックドッグ「でっ?」
クスの木「でっ、その時に体がとてもかゆくなるんだよ。」
ブラックドッグ「かゆいんだ。」
クスの木「風が気持ち良いんだなー、かゆい所をなでて古い葉を落としてくれるから。」
ブラックドッグ「それで毎日、枯葉が落ちてるのかー。でも落ち過ぎじゃねっ!」
クスの木「あー、いつも悪いね。」
ブラックドッグ「そんな事、思ってないくせに(笑)。」
なんて勝手な会話をしながら、今日も掃きそうじをするブラックドッグです。
資材売場のシンボルツリーの「クスの木」もすっかり新葉に変わり、淡い緑がとても綺麗です。
ブラックドッグ・セレナーデ