澄んだ寒空にはパオパオ！

「おまえ空をみてるか？」あまり会話をしなくなった頃、父に言われた一言です。「人は余裕がなくなると空を見なくなる」とだけ言って、会話は終わってしまいました。私も父が何を伝えたかったのか、あまり気にすることなく時が過ぎました。それから間もなく、私は田舎から神奈川に出て働く事になるのです。余裕は無かった。とにかく生きる事で必死でした（色々ありました（笑））。そんな時、ふと月を見たのです。涙があふれたのをはっきりと憶えています。「綺麗だな～」って本当に素直に思いました。毎日毎日、私を当たり前に照らしていた月を私は何年も見る事がありませんでした。その時、父の言葉が私の中に響いてきました。「少し上を向いてみようかな」と思った時、気持ちが楽になった事を思い出します。寒くなると空が綺麗ですよ（笑）。

本日朝、当店のベランダから撮影しました。

しかし空が澄んでくると寒さも同時にやってきます。そして当店で活躍するのが「パオパオ」。何？っと思われた方は普通です。大丈夫です。私もグリーンファームに入社して、「今日はパオパオね」って皆が合言葉のように話しているのを聞いて「？？？？？」でした。閉店になり、その正体は明らかになりました。

これが「パオパオ」です。白くて薄い不織布で直接植物に掛けて、寒さから守るというもの。かなりの優れもので、かけ忘れた部分があると、そこだけ黒く寒さ焼けを起したりします。とにかく軽いので植物をつぶすことはありません。

この「パオパオ」は当店でも「ベタがけシート」と言う商品名で販売していますので、ぜひご利用してみて下さい。本当に良いです。そして、この冬、ちょっと空を見て下さいね。特に雲の無い日の午前４時頃は本当に星がキレイです（早すぎるかっ！）。

ブラックドッグ・セレナーデ