一番花の剪定。
庭木担当さとうです!
台風一過の快晴
気持ち良いですね!
屋外作業の仕事で幸せだなーと感じる瞬間です。
しかし油断は禁物。日よけの帽子帽子…。
さてさて、戸塚店のバラ達は無事に一番花を終え、
四季咲きの品種は二番花の準備に入りました。
今回は戸塚店のバラのお手入れをご紹介します。
バラの管理方法について、お客様からよくご質問をいただきます。
前任者や、講習会にお招きした講師の方が繰りかえし言っていたことは、
『一冊バラの本を買って、
一年間はその本に書いてある通りの管理をしてください』
…はじめて聞いた時は??と思いました。
でも、バラって本当に、10人いたら10通りの管理の仕方があるんです。
有名なバラ育種家の方々は、おすすめの方法を色々と本の中で紹介して下さいます。
でも、
剪定は□□さんの剪定を真似して、
肥料は△△さんの言うとおりにしよう、
といろんな人の意見を参考にしたら、作業の流れやバランスが目茶苦茶になってしまいますね。
この時期に、こうゆう切り方をするから、この肥料をこれくらい…と、すべての作業には理由があるわけなので。
これからバラの本を買おうかな…、とお考えの方は、
あれもこれもと迷わずに、是非1冊にビシっとしぼって購入しましょう!
…と、長い前置きになりましたが。
そんなわけで十人十色のなかの、グリーンファーム戸塚店バージョン、バラの一番花剪定です。
上方バラ園さんの、
HTオードリー・ヘップバーン
一番花が終わりました。見事な株です。
よく『花後の剪定は、5枚葉のすぐ下で』と言います。
でも、当店は鉢管理なのであんまり枝が伸び過ぎては困る…
そんなわけで、指でつまんでいるあたりまで、思い切って切り戻します!
よく『次に芽が出る方向を考えて、外側に枝が伸びるように切る』と言います。
当店では、あんまり横に枝が張ると、隣同士のバラを傷付けてしまうので、
バランスを見て、わざと内側に芽が出るように切ります!
内側に込み入った細い枝は切り落として、暑い時期に備えます。
こうゆう細かい枝を残しておくと、余計な栄養も使ってしまいますから。
その分、次のお花にいけばと思って、枝を整理整頓…。
そんなこんなで。
戸塚店の一番花の剪定は、かなりスッキリ!な株が出来上がります。
これにオルトランDX粒剤と、バラ専用の固形肥料を与えて、
しばらくバックヤードで養生、となります。
もちろん、この時期に強めに切るからには、ハサミの消毒は必須です!
一株一枝切るごとに、ハサミを消毒…。
当店ではハサミの消毒にはビストロンを使ってます。
薬品と同量の水で薄めて使います。
こちらはバックヤードの養生場。
早い品種では、1か月程度で二番花があがってきます。
通年だと梅雨前には二番花があがっていたんですが、
今年はもう梅雨入りしてしまったのでどうなる事か…。
バラは丈夫な植物なので、色々試してご自分に合った管理方法を見つけられることをおすすめします。
剪定も、一度や二度の失敗は怖がらずに!
新芽はどんどん伸びますから大丈夫ですよ。
雨が多くて、庭木スタッフ一同バラのお手入れに追われております。
是非是非ご自宅のお手入れのご相談など、お気軽にお声をかけてくださいね。
さとう