野菜を安心安全に食べるなら農薬を使いなさい!? 知って得する農薬の安全性 これで病害虫ともサヨナラ
日頃より農薬は「体に悪い」「危険」「安全性に疑問」などといったマイナスのイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。
今回はそのマイナスのイメージをゼロに、人によってはプラスにまで出来る様にご説明しましょう。
農薬は安全
農薬とは
●農薬は国が「安全」認めた薬
農薬とは、農作物や観賞用植物など人が育てている植物に発生する害虫や病気を退治したり、雑草を除いたりするために使われる(※1)薬剤などのことです。日本で使ってもよい農薬は、人の健康や環境への影響などについて確かめられ、国に認められたものだけです。農薬は、農作物や観賞用植物以外に、ゴルフ場や公園の芝生、街路樹などにも使われます。(農林水産省HPより抜粋)(※1)薬剤とも限りません。
要するに製薬会社が厳しい基準をクリアし国が安全と認めた物のみ「農薬」として販売が許されるのです。
実は毎日農薬を食べている!?
●普段食べる野菜には虫がついていますか?
まだ農薬のイメージは変わらないと言う方も多いでしょう。それではこう考えてみてはどうですか?
スーパーなどで買っている野菜には虫がついていますか?ほとんどが虫などついていませんよね?もし虫がついていたらすぐに買った所へ電話をかけ「虫がついていたんですけど!」とクレームの電話をかける人もいるでしょう。
それではなぜ虫がついていないのか?
それは「ほとんどのケースで農薬がしっかり使われていたから」
例えば、葉物野菜など普通の畑で栽培をした場合コナガやアオムシといった害虫の格好の餌食になることは間違いないのです。それを農薬を使わずに育てるには至難の業。ほとんど不可能に近いでしょう。
日頃から口にする野菜にも農薬は安全にしっかり使われているのです。
残留農薬は口にしても問題ない
●野菜に付着した農薬は調理で大半が落ちる
虫もついていない野菜には残留農薬というものが含まれています。その残留農薬も正しい条件で栽培された物であれば、そのまま口にしても代謝によりしっかり排泄されるため全く問題はありません。更にいうとその残留農薬は洗ったり、炒めたり、揚げたりと調理の過程で大半が落ちてしまうため体に悪影響を及ぼす可能性はゼロに近いと言えます。ただ土などがついており衛生的な面でしっかり洗ってから口にすることをオススメします。
農薬の使い方はしっかり守る!
ここまで良い事ばかりを書いてきましたが、農薬はやはり生物を殺すもの、使い方次第ではそれこそ毒にもなりかねないのです。
農薬にはそれぞれ、希釈倍率、使用作物、対象の病害虫、使用時期、総使用回数などの制限が定められており、これらをしっかり守る事で農薬の安全性が保たれるのです。
100倍安心な農薬もある!?
安心材料として、グリーンファームで販売されている住友化学園芸の農薬については同社説明会で「国の基準よりもう100倍濃度を薄めてある」との説明がありました。
要するに一般の農薬に比べもう100倍安心な農薬と言えます。
※グリーンファームで取扱いのあるほんの一部
有機農栽培と無農薬栽培の違い
ここまで来ると農薬を使うハードルがだいぶ下がった人も多くなってきたかと思います。ここからは更にその農薬のハードルを下げるお話をして行きましょう。
無農薬栽培、有機農栽培(オーガニック)、慣行栽培(農薬を使用する栽培)これら3つの中で安全・安心を基準に順位をつけるならあなたならどのようになりますか?私ならこうなります。
安心度
1位 有機農栽培
2位 慣行栽培
3位 無農薬栽培
結果を見て驚いた方も居るでしょう。無農薬栽培がまさかの最下位。いったいなぜこの様な結果になったのか・・・。有機農栽培、無農薬栽培について解説をしていきます。
有機農栽培が一番安全で安心
有機農栽培
有機農栽培の定義
1.化学的に合成された肥料及び農薬を使用しない
2.遺伝子組換え技術を利用しない
3.農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減する
有機農栽培の物には必ず有機JASの印がついています。この「有機JASマーク」がない農産物と農産物加工食品に、「有機」、「オーガニック」などの名称の表示や、これと紛らわしい表示を付すことは法律で禁止されています。
※農水省HPより抜粋
ここで1.の化学農薬を利用しないとありますが、それではどの様にして病害虫を防除しているのでしょう?
それは・・・、農薬を使って防除するのです!
●有機農栽培でも農薬を使用する
農薬はダメだと書いてあるのに・・・。と思う人も居るでしょう。ただ定義には化学農薬と書いてあるだけで、全ての農薬とは書かれていないのです。ではそれらの農薬にはどのような物があるかほんの一部ですが見ていきましょう。
・銅
・硫黄
・マシン油
・重曹
・テントウムシ
・カメムシ
など
銅、硫黄はまだ農薬と言われてもその他は納得がいかないですよね?でも重曹もテントウムシもれっきとした農薬なのです。
重曹はうどん粉病の治療などに用いられたり、テントウムシはアブラムシの退治に使われる生物農薬なのです。
食品として使用している物やただの昆虫が農薬だなんて信じられないですけど裏を返せば本当に安全てことなんですね。
もちろんどれも農薬としての審査が通った物しか有機農産物への使用が認められていないので、キッチンにある重曹や近くでテントウムシを捕まえて来て作物に放したからといって有機農栽培という事にはならないのでお間違えなく。
農薬もしっかり使う有機農栽培が非常に安全だという事が伝わりましたか?
グリーンファームで販売している有機JAS認定の農薬はコレ↓
それでは次に無農薬栽培はどうでしょうか?
無農薬栽培には危険が潜んでいる
無農薬栽培
無農薬栽培の定義
・農薬を使わずに植物を育てる事
非常に簡単な説明になりますが、この定義も正解では無いのかも知れないです。なぜなら無農薬栽培の定義は国で定められていないから。要するに、実際に普通の農薬や、国で認められていない危ない薬を使っていたとしても「無農薬です!」と言ってしまえばそれは無農薬産物になってしまう恐ろしい言葉なのです。
実際のところ過去にそう言ったケースがあり、現在では「無農薬栽培」と謳っての販売は国で禁止されています。
無農薬という優しそうな響きの裏側には到底安心などできない現実が隠されていたのですね。
まとめ
ここまで読んでいただいた方は農薬の理解度がだいぶ深まったのではないでしょうか。無農薬栽培の真実は目からウロコでしたよね。「農薬をきちんと使った慣行栽培」「より厳しい基準を設定した有機農栽培」どちらも農薬を使った安心安全栽培だという事をあたまの片隅に置いておいてください。
またグリーンファームあい菜FLORA店では農薬に非常に詳しいスタッフが在籍しております。何かわからないことがありましたら是非ご来店下さい。